日銀の利上げにより、急激な円高に加え大幅な株安となっています。
基準価額が急落しご不安になられている方も多いと思いますが、この2日間の大幅な下げはいわゆる「ショック安」という現象です。名づけるのであれば、日銀ショックと言えるものです。
賃金上昇力の鈍い日本においてインフレはすでに沈静化の見通しでしたので、利上げは想定外で市場参加者には寝耳に水でした。ショック安というものの、性質上売り一巡後には市場は徐々に落ち着きを取り戻していくでしょう。相場が悪いときは、長期的には良い買い場となる場合が多いのも事実です。長期的な視点から、いまは『忍耐』の時と捉え冷静な心持ちを大切にしていただきたいと思います。
当ファンドの価値の源泉たる投資先の企業価値は、短期の為替動向や金利動向には左右されません。なぜなら、事業構造的に強い企業群で構成されているからです。ポートフォリオの配当成長率は先月よりも改善し、12%を超える水準となっており、ポートフォリオの「企業価値」は着実に向上しています。
あらためて、短期の相場の暴落に一喜一憂せず、落ち着いて長期投資を続けて参りましょう。
なかのアセットマネジメント
運用部長 山本 潤