メッセージ
2024.09.05

長期投資家の皆さまへ(2024年9月5日)

8月の急落以降、再び1か月ぶりのまとまった下落が起きました。

今回の下げでもつくづく、マーケットの反応は実に日和見だと思い知らされます。この1か月は、先月下旬に米国株式市場ではダウ平均株価が再び最高値更新するまでの急回復で、米国の金融政策がいよいよ利下げに転ずることをフルに織り込んでの景気下支えを前提とした楽観期間でした。

ところが9月に入り、ひとたび景気減速を示す指標が出ると、途端の悲観へのシフト。日本株は悲観の連鎖で過剰反応したわけで、市場の一喜一憂は常の事とはいえ、こうした気分屋さんには短期筋だってうんざりではないでしょうか。

長期投資家にとっては、またお安い値段で良い仕込みが出来る機会でしたが、長期投資家を目指し、自認しようと思うなら、肝に銘じてやってはいけない行動が、慌ててマーケットから退場してしまう狼狽売りです。

ところが実は多くの方にあとで聞いてみると、相場急落時には売却する勇気も出なくて凍りついていたが、その直後にとりあえず新たな積立投資を停止してしまう人がけっこういるのです。積立契約の取りやめは割と軽い気持ちで出来ちゃうようで、これも長期投資家としての行動ご法度です。

短期的相場変動では、決して投資行動を変えぬこと!それが将来への長期的運用成果をしっかり育てて行くための大事な術です。

中野晴啓の写真

2024年9月5日
なかのアセットマネジメント株式会社
代表取締役社長 中野 晴啓


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この資料は情報提供を目的として、なかのアセットマネジメント株式会社によって作成されたものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
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