お知らせ
2026.11.06

長期投資家の皆さまへ(26年11月6日臨時号)

足元の日本株式市場は下落基調にあります。主な要因は2つです。好調な決算発表が一巡し、材料出尽くし感が広がったこと。米国中間選挙で共和党が大きく議席を減らし、2028年の政権交代の可能性まで市場が織り込み始め、それに伴う基本政策の転換への警戒感です。特にAI関連銘柄の下落は急で、基準価額の変動にご不安を感じておられる方も多いと存じます。

しかし、私たちが投資している企業の価値は着実に拡大しています。保有企業のROE(自己資本利益率)は足元で15%を超える水準に達し、来期はさらなる改善を見込んでいます。今期の業績は好調に推移しており、来期についても二桁以上のEPS(一株当たり純利益)成長を想定しています。株価が下がる一方で企業の稼ぐ力が高まっている現在の状況は、長期的に見れば投資価値がむしろ高まっている局面だと考えています。

AI関連では、米国でのデータセンター建設規制の強化が懸念されています。ただ、AIインフラの拡大を制約してきたのはもともと電力の供給であり、2027年までの建設計画は、すでに確保された電力を前提に進んでいます。また、開発事業者は多数の候補地に並行して申請しており、一部の地域で認可が絞られても、投資は他の地域に移ります。さらに、AIサービス事業者の収益は急拡大しており、設備投資を支える需要の裏付けは強まっています。規制による影響は限定的であり、関連企業の業績見通しは堅固であると判断しています。

市場は短期的に、業績以外の要因で大きく揺れることがあります。しかし長期的に株価を決めるのは、企業がどれだけ価値を生み出し続けられるかです。私たちは日々の値動きに一喜一憂することなく、企業価値の拡大を見極めながら運用を続けてまいります。皆さまにも長期的な視点で、どっしりと構えてお付き合いいただければ幸いです。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

チーフポートフォリオマネージャー

山本 潤


 

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